2010年3月17日水曜日

クジラからマグロへ[1]

 ドーハで開催されているワシントン条約(Convention on the International Trade in Endangered Species、CITES)締約会議で大西洋・地中海クロマグロ国際取引の禁止するか否かがクローズアップされている。
学生時代にはその大半をクロマグロの完全養殖実現のため(あの時は夢だった)に費やし、若い頃には魚類養殖(生餌の環境破壊と動物淡白利用の効率の悪さで止めた)にも関係していたので感慨深い。とうとうこう言った時代が来たのだと思う。また、日本の調査捕鯨に反対する風潮がこのマグロ禁輸にも影を落とし、過激な半捕鯨運動で名を馳せるシーシェパードも怪気炎を上げて地中海に向かったと聞く。世界中の水産物を消費する日本が目の敵にされているようだ。私たちは無類の生鮮魚介類好きである。この時期にトヨタの大量リコール問題もあり、日本バッシングへの流れが世界で出ているように感じる。風変わりな日本人。細々と極東で生きていれば良かったのだが、世界中から魚介類を買い漁り、気が付くとトヨタは世界一になっていた。世界を獲ろうなんて日本人の誰も考えてはいないのに・・・。
 話しをドーハにもどそう。この問題は 獲る側と買う(食べる)側の関係が問われているのだと思う。私たちは日本が世界で獲られるクロマグロの大半を消費している事実に目を背けてはいけないだろう。野生動物に於いては消費者側に大きな責任のある時代が到来したのだから、視点を変えて取り組まなければならない。獲る側と言えば、日本以外にも韓国・中国・台湾が世界の海でクロマグロ獲っている。決して日本だけの問題ではない。
気がかりなのは大西洋クロマグロは世界最大の大マグロで有名だが、近年大物がいなくなってるそうだ。やはり数年の禁漁は致し方ないのかもしれない。次回は養殖事情をアップ予定。

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